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Flying Lotus / Los Angeles ('08.06.04) - BRC-196

Flying Lotus / Los Angeles ('08.06.04) - BRC-196
Label :
WARP Records
Beat Records
Cat No. :
BRC196 (国内盤CD)
Format :
1枚組CD

¥2,500 (tax incl.)
数量 :
add KART

[Track List]
01. Brainfeeder
02. Breathe . Something/Stellar Star
03. Beginners Falafel
04. Camel
05. Melt!
06. Comet Course
07. Orbit 405
08. Golden Diva
09. Riot
10. GNG BNG
11. Parisian Goldfish
12. Sleepy Dinosaur
13. RobertaFlack (Feat. Dolly)
14. SexSlaveShip
15. Auntie’s Harp
16. Testament (Feat. Gonjasufi)
17. Auntie’s Lock/Infinitum (Feat. Laura Darlington)
18. Interference     *Bonus Track for Japan
19. Back Pack Caviar *Bonus Track for Japan



『Reset EP』が2007年後半にリリースされるよりもっと前に、Kelisから Mr.Oizoのブートレグが出回るよりも前に、そして Madvillainがハードコアのリーダー達にこのレコードを回し始めるよりも前に、Flying Lotusの名前はカリフォルニアだけではなく世界中の新しい世代のアーティスト達から関心を集めていた。ヒップホップ、最先端のダンス・ミュージックに活気づけられ、Flying Lotusとその仲間達はL.A.のサウンドを再定義しようとしていた。

『Los Angeles』の最初の瞬間は、昔部屋に流れるラジオで聞いたような色褪せた思い出のように、やや歪みのかかった新鮮なアナログのノイズから始まる。行ってしまえば、このレコードは瞬間移動である。時が前に進もうとも、後ろに戻ろうとも、このレコードのサウンドはそんなことには関係なく未来へと向かっている事は確かであり、それと共に、過去の全てのジャンルの一番良い部分をずる賢く覗かせている。

ここで時間枠を設定する事は、アルバム・タイトルが示しているような、他でもない南カリフォルニアの背景を作る事ほど重要なことではない。このレコードのように、ロス・アンジェルスとその周辺エリアは深いコントラスがあり一見の価値がある:あるものとないもの、きらめきと汚れ、日光と陰、気まぐれと緊張感。“ロス・アンジェルスはいくつかの明白な理由があって、俺にとって特別な場所なんだ、でもこれまでの自分の人生で俺はここに住んでいるのがすごく嫌いだった。自分の周りからインスパイアされないでいるのはすごく大変なんだ。俺はこの場所を去って、新しい場所、新しいヴァイブ、そして今までとは違う人達とつるんでやっとそれを理解できたんだ。”とLotusは話す。さわやかなサーフ・ポップ、砂漠を彷徨うような60年代のサイケデリア、1980年代と90年代の活動的なヒップホップのエネルギー、そして、Phil Spectreが残した多くの歴史に残るようなプロダクションなどの街が持つ長い音楽の歴史に、この地で成長してくにつれ、入りこんでいった。これはFlying Lotus自身の家族にも広がっているこの音楽の歴史である。彼の祖母にあたるMarilyn McleodはMotownのソングライターで、Diana Rossの「Love Hangover」やMichael Jackson、Four Topsの曲を書き、プロデュースし、彼の叔母は他でもなくあの伝説のAlice Coltraneであるのだ。若いLotusが曲を作り始めるのは驚くべき事ではない。

この街がFlying Lotusの中で重要なものとなるのに時間はかかったが、ここの映画の伝統の豊かさに関しては違った。彼が映画学校の生徒として過ごした時間は彼のヴィジュアルの考え方、奇妙だが一貫した曲の作り方、そして彼のその媒介を支配しようとする意気込みに明白に表れている。“自分のプロジェクトでは、ヴィジュアルにストーリー性を持たせようとしている。自分のアルバムを映画として捉えるというアイディアが好きなんだ。そして聞く人こそがこの冒険に向かうキャラクターなんだ。ある英雄の冒険のようなアプローチでこのアルバムを表現しようとしたんだ。まるで君たちが映画を見るようにね。”

アルバムが向かっているはっきりとした道筋に否定はない。「Brainfeeder」は「Breathe, Something/Stellar STar」のフェイド・インであり、オープニングのシーケンスは、Flying Lotusのトレードマークでもある胸にパンチをするようなべースとマニアックなドラムへと導いてゆく。オーディエンスをリラックスさせるというよりもむしろ「Beginners Falafel」と「Camel」はショートするようなエレクトニクスと非現実的なヴォーカル・サンプルで緊張感を作り上げ、パーカッシヴなフリーフォールの「Melt!」へ導いている。

この非の打ち所のない3曲の中間点を過ぎ、Flying Lotusは統一感のあるテーマを打ちだしている、“このレコードで俺はロス・アンジェルスの人々を取り上げたかったんだ。「Riot」の暗さから「GNG BNG」と「Parisian Goldfish」の派手さとグラマラスさ、ロス・アンジェルスはあらゆる顔をもった場所なんだ。だから俺はロス・アンジェルスの持つ全てのヴァイブを自分の出来るベストな方法で表現したかった。”

物凄い種類の音楽的スタイルが矢継ぎ早に送り出され、見捨てられたアーケード街の道路のような「Sleepy Dinosaur」に続き、このレコードで一番重要な要素が、素晴らしいヴォーカリストであるDollyをフィーチャーした「Roberta Flack」というかたちで示されている。
遠大なヴォーカルや重心の低いジープのようなビートをたっぷりと使っているソウルフルで内省的な轟音がある「Sex Slave Ship」は、アルバムの締め括りのトーンを決めている。 

もちろん、ロータスが恵まれた音楽的家系に生まれたことは隠し立てすることではない。「Auntie's Harp」は威厳ある叔母とのコラボレーションであるだけでなく、彼女へのふさわしい賛辞以上の出来となっている。『Los Angeles』の最後の2曲は、リスナーをなじみのある現実世界から追いやる映画みたいな余韻を残すだろう。
迷宮のように凄いベースのサンプルや、ぼんやりとマーチするようなドラム・パターンの「Testament」を聴けば、Flying Lotusの友達でありコラボレーターであるGonja Sufiが魔法使いのような素晴らしさを持っていることがわかる。Dr. DreとSnoop Dogg、TimbalandとMissy Elliot、それにポーティスヘッドのBeth GibbonsとGeoff Barrowのように、先駆的なプロデューサーと物凄いヴォーカリスト/ソングライターの組み合わせは一目を置かれるべきものだ。そういった気持ちは最終曲「Infintum」で更に大きくなる。The Long Lostの Laura Darlingtonの包み込むようなヴォーカルが、Gainsbourg/Bardotの領域を変幻自在に広がっていくポスト・モダンR&Bで乗り越えていくのは、「Brainfeeder」への崇高な締めくくりであり、『Los Angeles』の壮大な旅路の完璧なエンディングでもあるのだ。 

こういった優れたプロダクション能力やビートマシーンの調整についての話をして、ある意味、Lotusが点滅するLEDライトの海におぼれる漂流者という印象を与えるといけないので、あなたが人生で初めて観たライブ体験の衝撃以上のことは考えなくていい。このアルバムにおける内省と謎めいた音とは違い、Flying Lotusの激しいライブはまた違った実験のようだ……体を動かすという科学の。これまで見た中で最高のハウス・パーティーDJと、これまでのレイヴで最高にクラウドにショックを与えたエレクトロニックなライブ・アクトの中間に、簡素なLotusのライブ・セットアップとLotus自身は位置する。地元のLA G-Funkのクラシックからの影響が少し感じられる自身のトラックのイカレたライヴ・ヴァージョンと、海の向こうの最新のダブステップのホワイト・レーベルの断片の中間のようなサウンドは、強制的にあなたを(そして、言うまでもなくあなたの周りの男の子や女の子たちも)踊らせてしまうのである。 

“他にやりたいことがあったから、音楽に夢中になったことはなかったんだ。あんな人やこんな人と遊びに行きたいって思ったこともないし。ただ、音楽を作ることでいい時を過ごして、自分の居場所を確保したかっただけなんだよ。俺は誰かの栄光の一部になることより、自分自身の遺産を残すことに興味があるから。”こういった考え方は、『Los Angeles』における驚くべき音楽的幅広さに繋がっているだけでなく、音楽業界の大物たちがこの若いプロデューサーは道理にかなった音楽的な前進をしていると目をつけることにも繋がったのである。そして、急激に形作られつつある先進的な考え方を持つヒップホップ・プロデューサーのムーヴメントの最前線に、彼が位置づけられたのは言うまでもない。こういったことはプレス・リリースにはいい内容だが、それと同時にFlying  Lotusのメインの目的は自分のサウンドを前進させ続けることだということの証明でもある。「どんなことをしようとも、新しいサウンドが生まれるのはエキサイティングなことだよ。ドラムマシーンを故障させて一日中使わなくたっていいんだ。そうは言っても、基本的なコード進行も分からなければ、そんなんのただのギミックでしかない。俺は本当に大事なことに集中し続けているんだ。つまり、ただ音楽を作るということにね。」

*商品はリリース日前後の配送となります。
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尚、リリース日は変更になる可能性もございますので、ご了承ください。

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